Belgian-Inspired
Nano Brewery

  • 2023.07.31

    WEBサイトがオープンしました。

  • 2023.10.14

    販売所がオープンしました。

  • 2023.11.04

    販売所にて試飲およびタップ販売を開始しました。

  • 2023.11.18

    販売所にて「野生の思考[Belgian Wit]」の瓶の販売を開始しました。

  • 2023.12.02

    販売所にて「種を蒔く人[Saison]」の瓶の販売を開始しました。

CONCEPT
  • image

    国内に200近い醸造所と1500以上の銘柄のビールが存在するベルギーでは、農作物、産業、文化の発展とともに、酵母、ハーブ、果実などの様々な材料を巧みに使った多様性と奥深さを持ったビール文化が形成されています。
    べルギーのビール文化と自由で柔軟な精神性から着想を得て、京都の地で独自のビール造りを展開していきます。
    私たちが目指すビールは、ビールコンテストで優勝するようなビールではありません。また、ビールギークの方々の期待に応えるようなビールでもありません。ベルギービールを手本としながらも、ベルギービールのコピーを造りたいわけではありません。

  • image
             

    万人にとって美味しいビールではなく、暮らしを共有する目の前の人々にとって美味しく、豊かで、奥行きのあるビール造りをしたいと考えています。
    あり合わせのもので試行錯誤しながら、その土地の農作物、産業、文化を反映/表現し、また一体となるようなビール造りを目指しています。

    私たちのこのようなビール造りに対する姿勢を示すために、最初のビールの名前を著名な文化人類学者から拝借して、「野生の思考」と名付けます。          

image
PRODUCTS
  • image

    野生の思考

    LA PENSÉE SAUVAGE

    私たちが目指すビールは、ビールコンテストで優勝するようなビールではありません。また、ビールギークの方々の期待に応えるようなビールでもありません。ベルギービールを手本としながらも、ベルギービールのコピーを造るわけでもありません。万人にとって美味しいビールを造ることではなく、暮らしを共有する目の前の人々にとって美味しく、豊かで、奥行きのあるビール造りをしたいと考えています。あり合わせのもので試行錯誤しながら、その土地の農作物、産業、文化を反映/表現し、また一体となるようなビール造りを目指しています。

    VIEW DETAILS
SHOP
image

〒603-8175 京都府京都市北区紫野下鳥田町49

OPEN 13:00-18:00 / 土・日曜日
(※2024年6月より営業日が変更となりました)

CLOSED 月-金曜日

京町屋を改装して醸造所兼販売所にしました。
OBEER KYOTOオリジナルのビールと、セレクトしたベルギービールを販売しております。
ぜひお越しください。

**お車でお越しの方へ**
店舗裏側の風良都パーク52をご利用ください。ご購入につき、100円分のサービスメダルをお渡しいたします。

PROFILE
image

株式会社 dialektike 代表取締役

木月 二郎 KIZUKI JIRO

京都大学にて哲学(人間存在論)を専攻
金融機関やIT業界を経て株式会社dialektikeを設立
2023年、クラフトビール醸造所Ō BEERを立ち上げる

CONTACT
image
image

Ō BEER/考えることについて

自分の頭で深く考えることのきっかけ

私にはお酒を飲みながら物を考える習慣があります。
お酒を飲むと、目の前の雑務に追われて近視眼的になっていた自分から少し離れ、もう少しゆっくりした時間の流れの中で、物事を俯瞰して見たり、普段だと思いつかないようなことを思いつくことがあります。
これは学生の頃からの習慣ですが、当時は哲学の勉強をしていたので、常識的なものの見方を乗り越えて物事の本質に迫るための頭の仕組みと静かに自分と向き合える時間が必要でした。
このブルワリーは当時の自分や同じ境遇の人に向けて、自分の頭で深く考えることのきっかけを提供するために立ち上げるものです。

チャールズ・チャップリンは『モダン・タイムス』(1936年)の中で、工業化が進んだ社会で人間が機械の一部になる様子を風刺しました。
今の時代にこの映画を観ても自分の身に起こっている問題として捉える人は多くないと思います。
しかし、「工業」と「機械」を「システム」に置き換えてみるとどうでしょうか。

システム化によって支えられた安心・安全で快適なサービスは今や私たちの生活に張り巡らされています。
SNSやスマホのゲームは私たちを刺激し、飽きさせることがありません。
AIに尋ねれば瞬時に集合知にアクセス可能になりました。
近くのコンビニに行けばいつでも同じ品質の食べ物が提供され、人生の「最適」なパートナーはAIが見つけてくれます。
私たちの生活上の「不便」や「面倒」、「困難」は、野心的な企業家が生み出す”革新的”なサービスによって近い将来解決されそうです。
しかし、このことがもたらす結果について私たちはよく考えてみる必要があると思うのです。
このシステムを維持し支える側に私たちが組み込まれること、そしてサービスを享受する私たちの生活がシステムによって成り立つこと、つまりは人々の関係がシステムを介して成り立つことについて。

私は今、自分の頭で考え、隣人と知恵を出し合って対話することを暮らしの中心に置きたいと考えています。

image image

お酒について

言葉で説明できないものへの感性を失わないために

生命維持に必要とされないが、香味や刺激を得るために飲んだり食べたりするもの― これを「嗜好品」と呼びます。
「嗜好品」という言葉を日本で最初に使ったとされる森鷗外は、嗜好品を「人生に必要な毒」と表現しました。
確かにお酒は常に危険がつきまとう飲み物ですが、人間の歴史を振り返ってみるとお酒との付き合いは紀元前に遡り、日本を含め多くの地域で道徳や宗教・儀礼などと結びついて人間社会に密接に関わってきました。
私たちブルワリーは、「毒」を扱うにはそれなりの社会的作法が必要であると考え、新しいお酒の飲み方や飲むシーンの提案も行っていきます。

飲む人が自分の頭で考えることのきっかけを提供するとともに、ブルワリーのあり方そのものが思考の題材になることを目指しています。

「大事なのは、他人の頭で考えられた大きなことより、自分の頭で考えた小さなことだ。」
 ―村上春樹『スプートニクの恋人』

image image

ベルギーとビールについて

           

暮らしを共有する目の前の人々に向けた、自由な発想による独自のビール造り

日本にとってベルギーはそれほど馴染みあるのある国ではないと思いますが、この国はとても興味深い歴史や文化を持っています。周りをイギリス、フランス、ドイツという大国に囲まれているので、 軍事や交易の拠点となり、これまで様々な国の支配が続き、その結果、多文化、多言語を抱える国となりました。
北部はオランダ語を話すフランデレン地域、南部はフランス語を話すワロニー地域、また、人口に占める割合は小さいもののドイツ語圏も南東部に位置しています。
オランダ語圏とフランス語圏の仲は決して良くなく、「多文化」「多言語」がゆえにまとまりを欠いているものの、存続している国です。
2010年にはフランデレン地域とワロニー地域の政党の深刻な対立により約1年半もの間政権が不在となり、史上最長の政治空白を記録しました。
様々なアイデンティティを包摂しつつも一つの国であり続けようとして悩み続けている様子は、社会が本当の意味での「多様性」を包摂することの難しさを示しているようです。
ベルギーが世界に誇るビール文化も非常に多様性があり、国が抱える多様性と無関係ではないと思います。
中世に修道士の間でさかんに造られるようになったトラピストビール、自然発酵で造るランビック、もともと農家が夏場に飲むために造っていたセゾン、小麦やフルーツ、ハーブを使うホワイトビール、その他スタイルとして括りきれない自由な発想により造られたビールが数多く存在しています。
2016年、ベルギーのビール文化はユネスコ無形文化遺産に登録されました。

伝統的なビールづくりを現在まで守り抜いてきた歴史と、地元の農産物を使用した地域色の強いビール造りが評価されたのです。
国内には200近い醸造所と1500以上の銘柄のビールが存在し、農作物、産業、文化の発展とともに、酵母、ハーブ、果実などの様々な材料を巧みに使った多様性と奥深さを持ったビール文化が形成されています。
私たちブルワリーは、このようなベルギーのビール文化と、自由で柔軟な精神性から着想を得て、京都の地で独自のビール造りを展開していきたいと考えています。

私たちが目指すビールは、ビールコンテストで優勝するようなビールではありません。
また、ビールギークの方々の期待に応えるようなビールでもありません。
ベルギービールを手本としながらも、ベルギービールのコピーを造るわけでもありません。
万人にとって美味しいビールを造ることではなく、暮らしを共有する目の前の人々にとって美味しく、豊かで、奥行きのあるビール造りをしたいと考えています。
あり合わせのもので試行錯誤しながら、その土地の農作物、産業、文化を反映/表現し、また一体となるようなビール造りを目指しています。

私たちのこのようなビール造りに対する姿勢を示すために、最初のビールの名前を著名な文化人類学者から拝借して、「野生の思考」と名付けたいと思います。

image image